11月に入って、東京都全体でも新型コロナウイルス感染者数が急激に増えているという報道がより増えてきました。
ここ数日、新型コロナ感染者数が過去最大を記録したり、重症者数も急増しているという報道も続いています。また、東京都内の新型コロナウイルス感染による死者数が、本日(12月3日)も500人を超える感染者数が発表され、水曜日としては過去最多ということです。
では、府中市ではどうなっているのか? 調べてみました。
府中市の新型コロナウイルス患者数は累計379人(11月30日現在)
府中市のサイトによると、府中市内の新型コロナ感染者数(正確には患者数)は、東京都から提供された数字とのこと。(保健所を所管する自治体ではないため) その府中市内の新型コロナウイルス患者数についての情報は、以下の市のサイトに日々更新される形で、掲載されています。
・市内の新型コロナウイルス感染症の患者数について
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/smph/kenko/kenko/karada/coronavirus/kansennshounokannjyasuu.html
上記のサイトによると、府中市の新型コロナウイルス感染者(正確には患者数)数の推移は、グラフ等にまとめられているので、そちらをお借りして、説明します。(※つまり、公式には「感染者」というくくりの数字はありません)
また、上記サイトによる、現時点での府中市の新型コロナウイルス患者数に関しては、以下の通りに発表されています。
公表日 | 12月1日 |
新たに発生した患者数 | 2人 |
累計患者数 | 379人 |
累計患者数のうち、退院等をされた人数 | 351人 |
もうちょっと詳しい数字を見てみましょう。
府中市の新型コロナウイルス感染者数の推移(週次)
こちらの数字を見ると、11月に入ってもまだ府中市では、夏場(7月~8月)のピーク時の患者数を上回ってはいません。なので、東京都全体でみられる、冬場の急増という現象はまだ起きていません。
が、11月後半から12月に入ったばかりの直近のデイリーの患者の内訳をみると、20代よりも50代、60代の患者が増えているようにも見受けられること。また、11月29日、30日には二日続けて5人の患者数が出ているので、12月以降増えていく前兆かもしれません…。なので、とても注意が必要だと思われます。
とはいえ、ただ数字を見て、恐れるよりは、個人的(筆者)には、より感染のリスクを減らす対策を徹底しつつ、経済活動を行う、というのが本来目指すところであろう、と思います。
飲食店さんにしても、隣同士のお客さんの間に仕切り板を設けたり、透明のビニールの幕を下ろしていたりするところもありますし、来店時には検温と手指の消毒を必須にしているお店があります。また、以前よりかなり席を減らしていたり、お客さんどおしの向き合わないように配置を変えているお店等もあるので、そのような、各店舗の努力、対策をより可視化して、お客さんが安心して、飲食をしたり、その選択ができるようにすることの方が重要ではないか、と思います。
府中市の新型コロナウイルス感染者数の推移(累計)
上記の数字を見ると、一定の増加傾向を保っているのですが、
府中市の新型コロナウイルス患者数の内訳(2020年10月末まで)
こちらの数字は、10月末までの集計なので、20代が多くなっていますが、この時点でも、女性は80代も多いことがわかります。また、男性は、40代、50代もかなり多い比率になっています。
府中市の1日あたりの最大新規患者数は?
今回、府中市のサイトにある情報により、1日で最大の患者数が発生した日を調べてみました。以下の表をご覧ください。
発生日 | 1日あたりの新規患者数 |
8月9日 | 9人 |
5月3日 | 8人 |
4月18日 | 7人 |
7月26日 | 7人 |
8月16日 | 7人 |
9月19日 | 7人 |
7月18日 | 6人 |
8月13日 | 6人 |
9月27日 | 6人 |
10月31日 | 6人 |
これを見ると、6人以上というのは、府中市に置いてはかなり多い数字になります。しかも、4月、5月や7月の数字も、府中市においては、ほぼクラスターによるものだと思われるのですが、秋以降へ来て5人以上の数字が出ているのは、クラスターではなく、様々な場所で経路で広がっていることを示すものではないか、と思われます。
なので、11月29日、30日に続けて5人ずつの新規患者が出ているので、12月に患者数が増えていく予兆でないことを祈ります。
12月以降の数字も、また患者数以外の様々な情報にも、当サイトでは視野を広げていきたいとも思います。